
フラッシュ脱毛(光脱毛)の仕組みと効果
フラッシュ脱毛とは、インテンスパルスライトという光のエネルギーを利用した脱毛法です。
特異な波長を持ち、距離が離れるほど拡散するという特徴があります。一瞬の照射することで、肌の表面の温度を上げず、毛根にのみ光のエネルギーを集中させるので、
往来の脱毛法に比べ肌への負担をかけずに脱毛することができます。
仕組みについて
- STEP1
毛根には光を吸収しやすいメラニンという色素が多くあり、毛の周辺には毛の成分のもととなる毛母細胞と毛乳頭があります。 - STEP2
照射で毛母細胞と毛乳頭などの「毛包」と呼ばれる部分全体に熱をあたえ、毛母細胞や毛乳頭を死滅させます。 - STEP3
毛の成分が死滅したことにより毛自体も老廃物となります。老廃物となった毛は1・2週間前後で自然に抜け落ちます。 - STEP4
しばらくすると(早い人で1ヶ月ほど)毛の再生がはじまり、新しい毛母細胞が毛穴の中で再び成長し始めます。 - STEP5
新しい毛の組織ができ成長していきますが、以前の毛よりも細い毛として再生していきます。 -
この毛の成分となる毛母細胞が全て死滅するまで数回、毛の再生と照射を繰り返します。
毛母細胞が死滅したあとの毛穴は収縮し目立たなくなっていきます。
効果について
では、この仕組みを何度繰り返せば毛は生えなくなるのでしょうか?
毛量などによっても異なりますが、標準的な方で「照射 → 毛の再生」というサイクルを4・5回繰り返し行えば全て死滅すると言われています。
しかし、脱毛サロンでのフラッシュ脱毛は医師法違反にあたらない光の量で行うため、十分な効果が得られない場合があります。
また、毛母細胞が全て死滅してない段階でフラッシュ脱毛の施術をやめてしまった方は、脱毛の効果というものは期待できないということになります。
フラッシュ脱毛は日本で行われるようになってから、まだ日が浅いため、永久的な効果が得られた状態が持続できるかどうかも、まだはっきりしていないのが現状です。
フラッシュ脱毛のメリット・デメリット
以上の事からフラッシュ脱毛は、今までの脱毛法とは違い非常に安価に脱毛できるようになりました。
また、痛みをほとんど感じず、肌への負担をかけずに脱毛できることもメリットと言えるでしょう。
逆にデメリットは、効果が弱いため、脱毛期間が長くかかってしまうという事です。とは言え、本気で全身毛を無くしてしまいたいと思っている方以外は
十分満足いく結果が得られると思います。また金額面的なことを考えれば、レーザー脱毛をするよりも、フラッシュ脱毛で出来る限り減らし、
それでも抜けない数本をニードル脱毛するということが全身キレイに脱毛する為に安く抑えていける方法ではないでしょうか。
(フラッシュ・レーザーどちらの場合も、黒い部分に反応するため産毛などの薄い毛にはなかなか効果が出にくいため)
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